「渡良瀬遊水地」に行ってみよう！魅力やアクセスなどを詳しく紹介【14】

渡良瀬遊水地は、栃木県、群馬県、埼玉県、茨城県の4県にまたがる広大な湿地帯です。
東京ドーム700個分（総面積約3,300ヘクタール）に及ぶこの遊水地は、治水機能を持ちながら、豊かな自然環境を有する貴重な場所として知られています。

都心からわずか1時間半ほどでアクセスできる立地の良さ、四季折々の美しい自然、そして多彩なアクティビティの数々。
これらの魅力が詰まった渡良瀬遊水地は、都会の喧騒を忘れ、心身ともにリフレッシュしたい方々にとって、まさに理想的な場所です。

自然を愛する人、アウトドア活動を楽しみたい人、そして新しい発見を求める人々にとって、渡良瀬遊水地は必見のスポットです。

渡良瀬遊水地　概要

	詳細
住所・所在地	栃木県栃木市藤岡町
アクセス	▶自動車の場合 ・東北自動車道：「佐野藤岡I.C.」「館林I.C.」より約20分 ・国道354号線三国橋より北西約3km ▶電車の場合 ・東武日光線「新古河駅、柳生駅、板倉東洋大前、藤岡駅」下車 ・JR宇都宮「古河駅」下車
公式URL	https://watarase.or.jp/

豊かな自然に囲まれた癒しの空間

渡良瀬遊水地の最大の魅力は、その豊かな自然環境です。季節ごとに変化する風景は、訪れる人々の心を癒し、感動を与えてくれます。

また、渡良瀬遊水地は多様な生態系の宝庫でもあります。約1,000種類の植物、約260種類の野鳥、約1,700種類の昆虫が生息しており、自然観察の楽しみは尽きません。

散策路を歩きながら、季節の花々や珍しい鳥、昆虫たちとの出会いを楽しむことができます。

春

渡良瀬遊水地は、春になるとノウルシなど黄色の花が一面に咲き乱れ、まるで黄金色の絨毯を敷き詰めたような美しい光景が広がります。
これらの花々は、春の訪れを告げる象徴として、多くの人々を魅了します。

また、水辺ではカエルの鳴き声が響き渡り、生命あふれる春の息吹を感じることができます。

夏

緑豊かな草原が広がり、木陰では涼やかな風が吹き抜ける夏は、ピクニックや散策を楽しむのに最適な季節です。
ヨシ原では、夏空の下、緑の葉が風にそよぎ、生命力あふれる風景が広がります。

水辺では、子供たちが水遊びを楽しんだり、釣りを楽しむ姿も見られます。

秋

秋になると、ヨシ原は夕日で黄金色に染まり、まるで黄金の海のような絶景が広がります。
ヨシやオギが風に揺れる姿は、秋の深まりを感じさせます。

また、渡り鳥の姿も見られるようになり、秋の訪れを実感できます。澄み渡った空気の中、紅葉した木々とのコントラストも美しく、散策を楽しむ人々で賑わいます。

冬

冬には、多くの渡り鳥が渡良瀬遊水地に飛来し、バードウォッチングを楽しむ人々で賑わいます。
シベリアから飛来するオオハクチョウの姿は、冬の風物詩となっています。
また、霜が降りたヨシ原や、静寂な冬の風景は、冬の渡良瀬遊水地ならではの美しさです。

エキサイティングなアクティビティの数々

渡良瀬遊水地は、広大な自然の中で様々なアクティビティを楽しめる人気のスポットです。
自然の美しさを感じながらアクティブに過ごせる環境が整っています。

スカイスポーツ

渡良瀬遊水地は、スカイスポーツを楽しむのに最適な場所として知られています。
「日本で一番自由な空」と呼ばれるこの広大な空間では、年間を通じて様々なスカイスポーツが楽しめます。

熱気球のフリーフライト

様々なアクティビティが楽しめる渡良瀬遊水地ですが、中でも人気なのが熱気球のフリーフライトです。
早朝の澄んだ空気の中、静かに大空へ浮かび上がる体験は格別。広大な遊水地の上空から眺める景色は、まさに絶景！日常を離れ、まるで鳥になったかのような解放感を味わえます。

風を感じながら、ゆっくりと空を散歩するような穏やかな時間を過ごしませんか？

渡良瀬遊水地の広大な景色を360度のパノラマで楽しめ、息をのむような絶景が広がります。広大な空を自由に飛び回る熱気球体験は、特別な思い出を作るのに最適です。大空からの絶景を楽しみながら、静かな時間を過ごせます。

日本で唯一、年間を通してフリーフライトを体験できる「渡良瀬遊水地」。
まさに「気球の聖地」と呼ぶにふさわしい場所です。

渡良瀬遊水地での「熱気球・フリーフライト」体験のご予約は、下記より承っております。
お気軽にお問い合わせください。
→　https://balloon-flight.jp/flight-calender/

スカイダイビング

渡良瀬遊水地のスカイフィールドわたらせでは、スカイダイビングを体験することができます。ここでは、初心者向けのタンデムスカイダイビングが人気です。経験豊富なインストラクターと一緒に4000メートルの高度から飛び降り、約1分間の自由落下を楽しんだ後、パラシュートを開いてゆっくりと降下します。

空中からは、東は筑波山、西は富士山、南は東京副都心・東京湾、北は日光連山という360度の大パノラマを楽しむことができます。スカイダイビングは、アドレナリン満点の体験を求める方や、新しい挑戦をしたい方にお勧めのアクティビティです。

迫力満点のスカイダイビングは、スリルを求める方にぴったり。空からの眺めは一生の思い出になります。

ウルトラライトプレーン

ウルトラライトプレーンは、約1時間で組み立てられる軽量飛行機で、渡良瀬遊水地の空を自由に飛行することができます。
この小型航空機は、操縦が比較的容易で、パイロットライセンスを持たずに自ら操縦することも可能です。

ウルトラライトプレーンからは、遊水地の広大な景色を空中から楽しむことができ、地上では味わえない爽快感を体験できます。

まるで自分自身が空を飛んでいるダイレクトな感覚を味わえるのが魅力です。

ウォータースポーツ

渡良瀬遊水地では、豊かな自然環境を活かしたウォータースポーツを楽しむことができます。
特に「カヌー」と「Eボート」は、遊水地の水辺を楽しむ人気のアクティビティです。

カヌー

渡良瀬遊水地の広大な水面を利用して、カヌーを楽しむことができます。
初心者から経験者まで、自然を間近に感じながら水上を滑るような爽快感を味わえます。

谷中湖周辺では、季節によって変化する景色を楽しみながらパドリングができ、野鳥観察や水生植物の観察にも適しています。

Eボート（イーボート）

Eボート（イーボート）は、10人程度で乗ることができる大型のゴムボートです。

渡良瀬遊水地のフェスティバルなどのイベントで体験できることがあります。

チームワークを必要とするため、グループや家族での楽しい思い出作りに最適です。水面からの景色を楽しみながら、みんなで協力して漕ぐ体験は、遊水地ならではの魅力的なアクティビティとなっています。

サイクリング

渡良瀬遊水地は、サイクリング愛好家にとって理想的な環境を提供しています。

東京ドーム700個分という広大な面積を誇る遊水地には、充実したサイクリングコースが整備されています。初心者から上級者まで楽しめる人気スポットです。

遊水池の外周を走るサイクリングロードと、ハート型の谷中湖を周回するコースでは、緑の草原が広がる雄大な景色を楽しみながら走ることができます。

また、わたらせサイクルパークという自転車専用施設も設けられており、ここではロードバイクやBMXの乗り方セミナー、各種レースなども開催されています。初心者から上級者まで、それぞれのレベルに合わせて自転車を楽しむことができます。

バードウォッチング

渡良瀬遊水地は、豊かな自然環境を有しており、多様な野鳥の生息地として、バードウォッチングの愛好家に広く知られています。

この広大な遊水地は、日本最大の遊水池であり、ラムサール条約にも登録されている豊かな湿地環境を有しています。

観察できる鳥類

広大な水面と草原が広がる環境は、多くの水鳥や草原性の鳥類にとって理想的な生息地です。
これまでに約260種もの野鳥が観察されており、季節によって様々な種類の鳥を見ることができます。

• 冬季：ヨシ原で塒を取るチュウヒなどが渡良瀬遊水地を代表する鳥です。谷中湖では様々なカモ類を観察することができます。
• 春：干し上げで水位が下がった谷中湖では、カモ類やタゲリの群れが見られます。
• 初夏：ヨシ原で繁殖する希少種のオオセッカやコヨシキリが観察できます。
• 秋：コサメビタキやノビタキなどの夏鳥が見られます。

季節によって観察できる鳥の種類も変化するため、年間を通じて様々な野鳥を観察することができます。

渡良瀬遊水地で観察する際の注意点

• 冬季は16時まで、月曜日は閉門されるので、時間に注意が必要です。
• 自然環境を守るため、観察マナーを守ることが重要です。

渡良瀬遊水地でのバードウォッチングは、初心者から経験者まで楽しめる活動です。
広大な自然の中で、季節ごとに変化する鳥類の姿を観察することができ、日本の野鳥の多様性を体感できる貴重な場所となっています。

だからこそ、ルールを守り、環境保全のための行動を心がけましょう。

釣り

渡良瀬遊水地では釣りも楽しめます。
特に、谷中湖周辺では多くの釣り人が訪れ、さまざまな魚種を狙うことができます。釣り好きにはたまらないスポットです。この広大な水域では、様々な魚種を対象に、年間を通じて釣りを楽しむことができます。

主な釣り場

渡良瀬遊水地の中心にある谷中湖を始め、周辺の渡良瀬川、思川、谷田川など、多様な水環境が釣り場として利用されています。
また、ヘラブナ釣り専用の釣堀も点在しており、釣りのスタイルに合わせて場所を選ぶことができます。

釣れる魚種

1. タナゴ：
   渡良瀬遊水地は北関東を代表するタナゴ釣りのメッカです。オカメタナゴを主体に、様々な種類のタナゴが生息しています[1]。
2. フナ：
   古河市はフナの名産地として知られ、水郷全体で小ブナが豊富に生息しています。大きめのマブナ（銀ブナ・金ブナ）も狙えます[1]。
3. ブラックバス：
   渡良瀬水郷の全エリアに生息しており、人気の釣り対象魚となっています[1]。
4. ワカサギ：
   谷中湖では、入漁料を支払えばワカサギ釣りを楽しむことができます。6m前後のノベ竿を使ったオカッパリスタイルが主流です[1]。
5. その他：
   コイやヘラブナなども釣れます。

注意点

1. 入漁料：遊水地内で釣りを行う場合は『釣り券』が必要となります。。
2. マナー：他の釣り人との距離を保ち、環境を大切にする行動を心がけましょう。
3. 規則：釣り場ごとの規則や禁止事項を確認し、遵守することが重要です。
4. 季節性：魚種によって最適な釣りの時期が異なるため、事前に情報を収集しておくと良いでしょう。

渡良瀬遊水地での釣りは、豊かな自然環境の中で多様な魚種を対象に楽しむことができる魅力的なアクティビティです。

初心者から経験者まで、それぞれのレベルや好みに合わせて釣りを楽しむことができます。
ただし、自然環境の保護と他の利用者への配慮を忘れずに、ルールを遵守し、環境を大切にする行動を心がけましょう。

バーベキュー

渡良瀬遊水地では、家族や友人と一緒に楽しむバーベキューエリアも完備されています。

渡良瀬遊水地のバーベキューエリアは、子供広場ゾーンに位置する人気のアウトドアスポットです。この広大な芝生エリアは、家族連れやグループでのバーベキューやデイキャンプに最適な場所となっています。

利用方法と設備

バーベキューエリアの利用は無料で、事前予約も不要です。
ただし、火気を使用する場合は、当日、管理窓口（自転車貸出所付近）で利用の届け出が必要です。
管理者が常駐していない場合もありますが、その際は火の取り扱いに十分注意して利用します。

エリア内には水飲み場が設置されていますが、これは手洗いと飲用のみに限定されています。
調理器具や食器の洗浄はできないため、必要な水は持参する必要があります。

利用上の注意点

1. 火気の使用は指定されたエリア内でのみ許可されています。
2. ゴミ捨て場や灰捨て場は設置されていないため、ゴミや灰は必ず持ち帰りましょう。
3. 火消し壺は必須アイテムです。
4. 利用時間に注意が必要で、閉門時間に合わせて退出する必要があります。

アクセスと周辺情報

子供広場ゾーンの駐車場がバーベキューエリアに隣接しています。
駐車場から離れたエリアを利用する場合は、キャリーワゴンがあると便利でしょう。

夏季には土日のみ売店が営業しており、自動販売機も設置されていますが、基本的には必要な道具や食材はすべて持参する必要があります。

おすすめポイント

広大な芝生エリアは、バーベキューだけでなく、ボール遊びやフリスビーなど、子どもたちが自由に遊べる空間となっています。
また、谷中湖の眺めも素晴らしく、自然を満喫しながらのアウトドア体験が楽しめます。

渡良瀬遊水地のバーベキューエリアは、設備は最小限ですが、自然豊かな環境で自由度の高いアウトドア体験ができる魅力的なスポットです。

都心からのアクセスの良さ

渡良瀬遊水地の魅力の一つは、都心からのアクセスの良さです。

東京から電車や車で約1時間半という近さは、週末の小旅行にぴったりです。
電車なら東武日光線の藤岡駅や柳生駅が最寄りで、車なら東北自動車道の佐野藤岡ICが便利です。

無料の駐車場も800台完備されていて、家族や友人とのドライブにも最適です。

このアクセスの良さは、日帰り旅行や週末のお出かけに最適な場所としての魅力的です。
朝早く出発すれば、一日中自然を満喫し、夕方には都心に戻ることができます。

忙しい都会生活の中で、短時間で自然を楽しみたい人々にとって、渡良瀬遊水地は理想的な場所と言えるでしょう。

まとめ

渡良瀬遊水地は、豊かな自然と多彩なアクティビティが融合した、唯一無二の場所です。

首都圏からのアクセスの良さも魅力の一つで、気軽に訪れることができます。

四季折々の美しい景色、多様な生態系、そして様々な楽しみ方ができる点が、多くの人々を惹きつけています。環境保全と防災機能を両立しながら、私たちに癒しと冒険を提供してくれる渡良瀬遊水地。

ぜひ一度訪れて、その魅力を直接体感してみてください。

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